大腸（盲腸、結腸、直腸）の病気には腸炎、大腸がんなどがあります。最近では過敏性腸症候群も注目されています。

腸炎

大腸に炎症を生じる病気で感染性腸炎、潰瘍性大腸炎・クローン病、ベーチェット病など様々な病気に分類されます。潰瘍性大腸炎やクローン病は炎症性腸疾患と呼ばれ、自分の免疫システムが過剰に反応して消化管を攻撃してしまうことで潰瘍・炎症等ができる病気です。特に潰瘍性大腸炎は大腸がんを併発していることも多いとされます。

自覚症状としては、血便や下痢によるものが多く、重症化すると発熱や体重減少、腹痛を伴うことがあります。放置することで、腸閉塞などの合併症を起こす場合がありますので、気になる症状があれば早めに当院へご相談ください。

大腸がん

大腸がんは日本で多くなってきており死亡率も高くなっています。

早期の場合は自覚症状が無い場合が多く、健康診断等で発見されるケースが多くあります。早期の発見であれば、内視鏡で切除することが出来ます。

定期的な健診を受けることで、早期発見することが重要になりますので、是非当院にご相談ください。

なお当院では大腸内視鏡検査は行っておりませんので、必要時には提携病院にご紹介いたします。大量の下剤内服などの検査前処置が自宅では不安と思われる方には入院での検査も調整いたしますのでご相談ください。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、大腸に潰瘍や炎症などの目に見える異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘や下腹部の張りの症状が起こる病気です。

ストレスやアルコールの摂取過多、生活の乱れによっておこると言われています。

治療として器質的疾患がないことを確認してから、可能な限りの原因の除去を行い、投薬で症状の改善を目指します。

（詳しくは過敏性腸炎のページをご参照ください）